漁師になるためには親方に師事し技術を身に着け、操業する地区の組合に入らなければなりません。
じゃあどうやって入門すんのや!って話ですが
その手助けをしてくれるのが行政が開催する漁業就業支援フェアです。
というわけで対戦よろしくお願いします。
私の場合既に師事する親方が決まっているため、受け入れ先を探すという目的ではなくここを通した方が後々行政支援を受ける際にスムーズだからということでやってきました。
会場に着いたらまずはコミュニケーション用紙を記入。
極簡単な質問に答え一言自己PRも記入します。
会場は就活の集団説明会のような雰囲気で出展者のブースが並んでいるので、
先ほど記入した用紙を持って自分が気になる出展者のブースを訪ね、説明を受けたり相談をしたりします。
そして参加者退場の後、出店者側で指名確認会議を行い、指名があった参加者へ連絡。
お互い合意が取れれば見事マッチング!
弟子と親方の関係となり研修がスタートするわけですね。
就活集団説明会と街コンを合わせたような雰囲気です。
(街コン行ったことないけど)
思ったのはなりたければ誰でもなれる訳ではないということ。
当たり前か。
普通の企業でも面接やテストがあるし、親方たちはこれから研修期間中面倒を見る訳だからなおさらですよね。
でもなんとなく一次産業って深刻な担い手不足で(これは事実)、
やりたい人誰でも大歓迎みたいな雰囲気なのかと思っちゃってました。
中途半端に辞められて養殖設備などを放置されればそれだって海洋汚染。
配偶者や子供がいる場合には収入が増えるまで生活できるか、そもそも鍛えたところで水揚げ量を上げることができるのか、本人の意志だけでなく性格や適性を真剣に見極めている各親方たちの姿が印象的でした。
もちろん覚悟はできていますが、自分が飛び込もうとしている世界がそれだけ厳しい世界であることを再認識し、気が引き締まる思いです。
ところで正式な研修スタートは六月中頃か七月からだそうで。
既に親方の元で学ばせてもらってる身としては生活に大きな変化はありませんが、
それはつまり住宅などの支援を受け取れるのがそれ以降ということ。
はい、無職と居候という十字架を降ろせるのはあと二か月程先になることが確定しました♨
それだけがちょっと想定外。
それではまた