タラ漁が始まってますわよ~
親方も、ほかに手伝ってくれたことのある漁師さんも、自他共に認める冬の地獄、タラ漁。
ここで経験できる漁では一番きつい。
時期としては11~3月の間でそこそこ期間がありますが回数はそんなに多くはありません。
せいぜい月数回ってところでしょうか。10回はいかないかな。
何がきついって時化と乗船時間ですかね。
冬の北海道の海はとにかく時化る。
うん千トンのフェリーだってしょっちゅう欠航するくらいですから漁船が出れる日も限られるし、仮に凪で出たとしても一日中凪でいてくれることは極めて稀です。
揺れの大きさは鮭やホッケの時と比べ物になりません。
そして一度漁に出れば12時間は船の上。
皆さん知ってましたか?人間は陸から離れてる時間が長ければ長いほど疲れるんですよ♨
船の大きさが違うとは思うけど遠洋の人たちとか本当にすごいなと思います。
はい、そして戦利品はもちろん...
タラでしょうね。
タラはとにかく痛みが早く網を回収した時点でも出荷できないやつが結構混じってます。
「シオムシ」と呼ばれる寄生虫がつくとすぐ傷み始めるらしい。
ビジュアルはミジンコをでっかくしたような姿。そんなにグロテスクではない。えらの中にいます。
流通段階で弾かれるのでネットでタラの寄生虫を調べても出てこないですね。
今度チャンスがあったら写真撮っときます。
とりあえず捌いてみたのはメスでしたね。こっこが入ってます。
鍋にしたいのでオスのたちも回収してきました。
身と肝臓を豪快にぶつ切りにして...
タラ鍋!!
間違いない冬の味覚!!!
ちなみに肝臓とたちを適当に鍋に残し、お玉で潰してからご飯と卵を入れ締めの雑炊を作るとお手軽に狂えるのでお勧めです。
それではまた