俺は銀河の流れ星

これは無職が漁師になるまでの体験記。

五月、海の上、息はまだ白く

もう五月も下旬ですが北海道の海の上はまだまだ寒いです。

 

日によっては最高気温でも10℃くらい。

潮風は冷たいので一層寒く感じます。

 

上は作業用のカッパもいれて四枚重ね。

しかも一番下のインナーはモンベルのジオライン。

 

ガチです。一枚5000円くらいするインナー。

衣類にあまりお金をかけない私が珍しく欲する高機能インナー。

サラリーマン時代愛用していたド●キの半袖シャツが20枚買えます。

(いい歳してそんなシャツを着て世間様の前に出ていたのかと今更ながら反省していますが...)

 

そんなガチ防寒でも日が落ちてくるとしばれますね~。

朝から海の上にいるときは晩までかかるってことは少ないんですが、

そこは自然相手の仕事、予定通りにいかないこともあります。

 

たま~に日が落ちる直前までかかることがあって、

日中の気温の装備でいると普通に寒いです。

特に前腕から指先にかけては海水でも少し濡れて冷えるんですよね。

 

遅くまでかかった日は女将さんも体が温まる料理を作ってくれています。

(現在親方の屋敷に居候中)

 

ほっけのつみれが入った味噌汁が体に染みわたります。

豆腐とキノコ、そして煮すぎてないシャキシャキと食感の残ったネギ、美味いんだコレが。

 

海出るという行為そのものが"漁師飯"にあう最高のスパイスです。

 

ニュースでは本州の連日夏日の報道。

北の地で食べるこの一杯の美味さはわかるまいと、

若干の優越感に浸るD資でした。

 

それではまた