俺は銀河の流れ星

これは無職が漁師になるまでの体験記。

海に漂う謎の黒マスク

タラ網をたいている最中。

※網たき:使った網をもう一度使える状態に片付けること

 

網にこんなものがかかっていました。

マスクみたいな形をした若干のふくらみがある...昆布の破片????

もしくはただのゴミだと思ったので何も気にせず網から外してポイッと。

 

親方「それカスベ」

 

....???

カスベ…?

d-shi.hatenablog.com

これ??何をおっしゃってんのん?

 

親方「カスベのこっこ」

 

D「ハァ...?コレガ...」

この時、マジで言ってる意味が分からなかったので適当な相槌しか打てませんでしたが作業が終わった後もう一度詳しく聞いてみたらカスベの卵が入っている袋とのこと。

 

いや最初からそう言われてたんだけど、目と手の感触から入ってくる質感と耳から入ってきた動物の卵という情報のちぐはぐさに脳が混乱してすぐに結びつかなかった。

 

「カスベのタバコいれ」とか呼ばれることもあるらしい。

正直「煙草入れ」なんて絶滅危惧種でたとえられてもピンとこないので「カスベのイキリマスク」くらいにしてはどうか。

 

そういえばこれ、中身はどうなってるんでしょうか...?

なぜ写真を撮るときに覗いてみなかったんだ私よ。

次見つけた時は開いてみよう。

 

なんにせよこれは漁業関係者でも漁船に乗ってる人しか知らないような知識が身につきましたね。

披露する機会はなさそうですが。

 

それではまた